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浮腫の所見から鑑別に有用と思われる検査は何か?
松本 知己
1
,
市村 尚之
1
,
玉野井 徹彦
1
1山口県厚生農業協同組合連合会 周東総合病院 総合診療内科
pp.97-98
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204640
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CASE
患者:90歳、男性。
主訴:転倒・両下腿浮腫。
現病歴:1年前から両下腿浮腫が出現したが、放置していた。転倒を契機に体動困難となり入院。
両下腿浮腫について相談があった。
既往歴:心筋梗塞、糖尿病、末梢動脈疾患。
生活歴:妻・娘と3人暮らし。
身体所見:Japan Coma Scale(JCS)Ⅰ。体温36.6℃、血圧134/69mmHg、脈拍数60回/分。
両下腿・足背に圧痕を残さない浮腫あり。皮膚は乾燥し角質増生を伴う(図1)。
血液検査:BNP上昇なし。腎機能正常。低Alb血症なし。D-dimer上昇なし。
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