特集 —“体験型”臨床クイズで習得する!—フィジカル診断エクセレンス
—❷循環器—呼吸困難—多職種でフィジカルを共有する
伊藤 大樹
1
1医療法人あおばクリニック
pp.25-29
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204617
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臓器システムと疾患の背景
呼吸困難は、日常診療でよく遭遇する症状である。「呼吸困難」は主観的自覚症状であり、「呼吸不全」は低酸素血症(PaO2≦60mmHg)を伴う病態を意味する。鑑別診断は、急性か慢性かで異なるが、基本は「ABCD(airway、breathing、circulation、dysfunction of other systems)アプローチ」でよいだろう。本稿では、高齢化と新型コロナウイルス感染症流行に伴い利用が増えている「在宅医療」や「オンライン診療」における呼吸困難へのアプローチを考えてみたい。早速、ケースを追体験してみよう。
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