特集 都市のプライマリ・ケア—「見えにくい」を「見えやすく」
【セクション3】都市のプライマリ・ケアの役割—3つの視点から
@ミクロ
❸食材の量り売りのお店を協同労働で立ち上げました!—“人間らしい暮らし”を求めて
岡田 光
1
1量り売りとまちの台所 野の(合同会社 野の)
キーワード:
量り売り
,
協同労働
,
健康都市
,
人間らしい暮らし
Keyword:
量り売り
,
協同労働
,
健康都市
,
人間らしい暮らし
pp.943-945
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204407
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近年の気候危機・環境問題への意識の高まりや、大量消費社会への反省から、必要なものを必要な分だけ購入する“量り売り”という小売スタイルに再び注目が集まっている。また、そうした事業が小規模ながらも地域市民の手によって立ち上げられる“協同労働”という新たな働き方も、地域における自助と公助の限界の打開策として着目されている。
本稿では、筆者が立ち上げ人の1人として参加している食材の量り売りのお店である「量り売りとまちの台所 野の」の取り組み事例をもとに、健康的な都市への転換に向けて、“量り売り”という販売形態や、“協同労働”という働き方がいかなる可能性を持ちうるかについて探ってみたい。
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