特集 不定愁訴にしない“MUS”診療—病態からマネジメントまで
【各論Ⅱ】「FSS」の病態とマネジメントCaseつき
❽化学物質過敏症
坂部 貢
1
1千葉大学 予防医学センター・環境予防医学
キーワード:
化学物質過敏症
,
シックハウス症候群
,
嗅覚過敏
,
アレルギー
,
心身相関
Keyword:
化学物質過敏症
,
シックハウス症候群
,
嗅覚過敏
,
アレルギー
,
心身相関
pp.1355-1357
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204034
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化学物質過敏症(CS)は、1つの疾患として捉えるのではなく、化学物質過敏を主訴とする多くの疾患カテゴリーの集まりと考えることが、臨床的には重要である。初診患者においては、問診票「QEESI」を用いた詳細な問診が鍵となる。CSの診断は、問診に始まり問診に終わると言っても過言ではない。「症状出現」と「生活環境要因」を1つの線で結びつけることが重要である。
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