特集 “血が出た!”ときのリアル・アプローチ—そんな判断しちゃダメよ!
【第2章】抗血栓薬内服患者の出血時の対応と休薬期間—トラネキサム酸と輸血を添えて
❷抗血栓薬内服中の消化管出血患者の対応と休薬期間(再開時期)
國友 耕太郎
1
,
松山 太一
2
1国立病院機構熊本医療センター 総合診療科
2国立病院機構熊本医療センター 消化器内科
キーワード:
抗血小板薬
,
消化管出血
,
抗凝固薬
,
内服再開
Keyword:
抗血小板薬
,
消化管出血
,
抗凝固薬
,
内服再開
pp.1510-1512
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203507
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消化管出血は、言わずと知れた抗血栓薬の重大な副作用の1つである。多疾患併存により、複数の抗血栓薬を内服している患者も多く存在する。DAPT(dual antiplatelet therapy:二重抗血小板療法)や抗凝固薬と抗血小板薬の併用では、出血発生率は約2倍になると言われている1)。
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