55歳からの家庭医療|明日から地域で働く技術とエビデンス・18
—「病い」へのアプローチ5—Clinical Method in Family Medicine:INTERPRETIVE MEDICINE, part 2
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
pp.864-867
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201549
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病いを抱えた「自己/主体」に、家庭医はどう向き合うのか? そのことについては、現在、海外の家庭医療やプライマリ・ケア関連の学会にspecial interest group(SIG)がつくられて検討されています。たとえば、英国の大学における総合診療・家庭医療部門、すなわちacademic GPの学会であるSociety for Academic Primary Careには、「The self in primary care(プライマリ・ケアにおける自己/主体)」というそのものズバリのSIGがありますし、世界最大のプライマリ・ケア研究の学会であるNorth American Primary Care Research Groupには「Advancing Generalist Expertise(ジェネラリストの専門性/卓越性の向上)」という、やはりこの問題に関連の深いSIGが組織されています。
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