ゲストライブ〜Improvisation〜・5
「人工知能 vs 診断戦略」を超えて—総合診療のオーグメンテーションのために
武田 秀樹
1,2
,
志水 太郎
3
1株式会社FRONTEO
2行動情報科学研究所
3獨協医科大学病院 総合診療科 診療部
pp.843-853
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200992
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もはや「人工知能」(artificial intelligence:AI)という言葉を聞かない日はない。医療におけるAI活用への期待も高まるなか、武田氏は“エキスパートの「暗黙知」を学ぶAI”を開発し、すでに医療やヘルスケア領域でも一部実用にこぎつけた。精神科やがん診療における「診断支援」への応用にも着手している。
はたしてAIは、全領域にまたがる“総合診療の診断”においても、その威力を発揮するのか?一方、「AIが医師の仕事を奪うのではないか?」という懸念の声もあるが……。『診断戦略』1)を著し、「診断」のエキスパートというべき志水氏が、業種の“フレーム”を越えて語り合い、「総合診療」におけるAI活用の可能性を探った。
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