特集 健診データで困ったら─こんな検査結果を持ってこられたら
【各論】
6.脳ドック(頭部MRI)で所見を指摘されたら
髙橋 哲也
1
,
松本 昌泰
2
1広島大学附属病院 脳神経内科
2広島大学大学院医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門 脳神経内科学
キーワード:
頭部MRI
,
白質病変
,
脳萎縮
,
脳動脈瘤
Keyword:
頭部MRI
,
白質病変
,
脳萎縮
,
脳動脈瘤
pp.753-757
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200310
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Case
脳ドック検診結果に不安を抱いた中年男性
患者:50歳台,男性.
経過:脳ドックの検査結果を持って来院した.頭部MRIの所見として,❶白質のラクナ梗塞様所見の多発,❷CMBsの所見なし,❸VSRAD Z-score=0.8,❹脳底動脈の単一の動脈瘤(3mm大)の記載があり,総合判定欄には「要精密検査」と記されていた.その他の検査項目で指摘されたものはなく,既往歴・自覚症状ともないが,初めての脳ドックの結果に不安を抱いている.
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