特集 総合医のためのスポーツ医学ベーシックス
【総合医が知っておきたいスポーツ医学の知識】
小児とスポーツ
松田 諭
1
1北海道家庭医療学センター栄町ファミリークリニック
キーワード:
スキャモンの発育曲線
,
成長発達と運動技能のピラミッド
,
小児のスポーツ障害における整形外科的障害と内科的障害
Keyword:
スキャモンの発育曲線
,
成長発達と運動技能のピラミッド
,
小児のスポーツ障害における整形外科的障害と内科的障害
pp.148-151
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200079
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Case
運動によりOsgood-Schlatter(オスグッド・シュラッター)病を起こした一例
患者:13歳男児.
現病歴:中学に入学後,サッカー部に入部.入部後は人一倍ランニングを行い,自主練習を行っていたが,2カ月ほど前から運動時に限定し右膝が痛くなってきたとのことで外来受診.受診時,脛骨粗面に限局する圧痛と膨隆を認め,単純X線写真にて骨化核の分離がみられたためOsgood-Schlatter病と診断.まだ中学1年生ということもあり,大会は近かったが,相談のうえスポーツ活動の制限と局所の冷却を行ったところ3週間経過した頃から痛みは改善.その後,ストレッチ指導を行いながら徐々に活動範囲を拡大した.
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