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編集後記
神澤 輝実
pp.274
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100258
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Aloha! ホノルル空港に降り立つと,そこは常夏のハワイ.2009年11月,ハワイで日本膵臓学会とアメリカ膵臓学会の合同大会が開催されました.
2009年,日本膵臓学会とアメリカ膵臓学会は共に40周年を迎えました.アメリカ膵臓学会の機関紙である「Pancreas」は,1993年より日米両国の膵臓学会の機関紙となり,両国の膵臓学会は今日まで親密な関係を続けています.アメリカ膵臓学会は例年11月上旬にミシガン湖からの風が冷たいシカゴで開かれますが,咋年は両学会の40周年ということで,両国の中間地点であるハワイで記念合同大会が開催されたのです.当初の予想をはるかに超える多数の演題発表が寄せられたうえ,ハワイまでは丸1日もかかるヨーロッパからも多数の参加者を迎え,どの会場も満員で大変盛況な学会となりました.今回の学会のテーマは「East Meets West」であり,日本から世界に発信したIPMNと自己免疫性膵炎に関するシンポジウムが開かれ,日本と欧米の膵臓学者によるホットなディスカッションが繰り広げられました.一方,膵臓癌のゲノム解析など膵臓癌の早期診断に関するいくつかの特別講演も行われましたが,臨床的応用はまだまだ難しいようです.会場はHilton Hawaiian Villageで,会場に隣接してWaikiki Beachがあり,とても楽しいひと時を過ごし,10年後のハワイでの記念大会を楽しみにしながら,帰国の途に着きました.
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