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特集 肝細胞胆道系MRI造影剤のインパクト
肝細胞胆道系MRI造影剤:磁場強度による影響は?―1.5Tと3.0T装置の比較
Gd-EOB-DTPA enhanced MR imaging at 1.5T and 3.0T
金 東石
1
,
堀 雅敏
1
,
大西 裕満
1
Tonsok KIM
1
,
Masatoshi HORI
1
,
Hiromitsu ONISHI
1
1大阪大学大学院医学系研究科 放射線医学講座
1Department of Radiology,Osaka University Graduate School of Medicine,Osaka
キーワード:
肝MRI
,
肝特異性造影剤
,
3.0T MRI
,
肝腫瘍
Keyword:
肝MRI
,
肝特異性造影剤
,
3.0T MRI
,
肝腫瘍
pp.533-538
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100193
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要旨
3.0T MRIが臨床上普及しつつあるが,腹部領域での臨床応用については報告も少ない.3.0T MRIでは信号雑音比の増強というメリットのほかに,腹部領域ではデメリットもみられる.3.0T MRIでは,1.5Tと同様に肝細胞胆道系造影剤であるGd-EOB-DTPA MRI検査を行える.われわれの経験ではEOB・プリモビスト(R)造影MRIにおけるコントラストは1.5Tと3.0Tでは差はないが,3.0Tではその高い信号雑音比を利用した高速撮像,あるいは画像の高分解能化が可能であり,肝の画像診断をさらに向上させる可能性がある.
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