Japanese
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特集 アルコール性肝障害における結節性病変―画像と病理
主題症例
アルコール性肝硬変にみられた多血性過形成結節性病変の3例
Three Cases of Hypervascular Nodules in Alcoholic Liver Cirrhosis
福田 和人
1
,
澤井 良之
1
,
小来田 幸世
1
,
今井 康陽
1
,
足立 史朗
2
,
丸川 太朗
3
Kazuto FUKUDA
1
,
Yoshiyuki SAWAI
1
,
Sachiyo KOGITA
1
,
Yasuharu IMAI
1
,
Shiro ADACHI
2
,
Taro MARUKAWA
3
1市立池田病院消化器内科
2市立池田病院臨床病理科
3市立池田病院放射線科
1Department of Internal Medicine,Ikeda Municipal Hospital
2Department of Pathology,Ikeda Municipal Hospital
3Department of Radiology,Ikeda Municipal Hospital
キーワード:
アルコール性肝硬変
,
過形成結節
,
多血性結節
Keyword:
アルコール性肝硬変
,
過形成結節
,
多血性結節
pp.579-583
発行日 2006年9月15日
Published Date 2006/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100200
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アルコール性肝硬変にみられた多血性過形成結節性病変の3症例を経験した.3症例とも,造影CTで早期濃染を示し,CTHA/CTAP,SPIO造影MRIなどの画像診断上HCCとの鑑別が困難であった.生検により過形成結節と診断した.経過観察中,結節は不変あるいは消失し,増大したものはなかった.アルコール多飲者にみられる肝の多血性結節は,過形成結節の可能性を考え,積極的な生検と慎重な経過観察が重要と考えられた.
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