Japanese
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特集 緩徐進行性高次脳機能障害の病態
緩徐進行性高次脳機能障害とは何か?
Introduction
河村 満
1
Mitsuru Kawamura
1
1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
1Department of Neurology,Showa University School of Medicine
pp.1035
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101022
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- Abstract 文献概要
神経疾患の名称はさまざまな根拠から名づけられている。病因,病巣の広がり,それに症候などが根拠になり,発見者の人名が冠される場合もある。
Lewy小体型認知症は,細胞内に蓄積された異常蛋白質を根拠に命名された病名だし,Alzheimer病は細胞外の異常所見を根拠に診断される。前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration:FTLD)はマクロからみた大脳萎縮部位の特徴からの命名である。筋萎縮性側索硬化症は,症候と病理像との複合疾患名といってもよいかも知れない。慣れたが,よく考えてみると奇妙だ。
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