特集 糖尿病診療の障壁(バリア)をのりこえる
Ⅱ生活習慣の改善を成功させるために
運動療法を続けられない障壁(バリア)をのりこえるために
天川 淑宏
1
1東京医科大学八王子医療センター 糖尿病内分泌代謝内科
キーワード:
語りと対話に基づく医療
,
セルフケア行動への援助と助言
,
動ける身体と動きたくなる心
Keyword:
語りと対話に基づく医療
,
セルフケア行動への援助と助言
,
動ける身体と動きたくなる心
pp.593-598
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200474
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POINT
・糖尿病患者は,運動に取り組めばよい血糖コントロールにつながることを知っている.しかし,運動への取り組みやその継続が難しい.その背景には「本当は自分に合った運動方法がわからない」ということもあり,運動が継続できない障壁の一つではないだろうか.
・運動は,毎日の生活に備わっている行動ではないことがほとんどである.その運動を治療として取り組むには,患者の運動療法への行動ステージにおける援助と助言が不可欠である.
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