Japanese
English
特集 研修医と糖尿病療養指導士のための実力養成講座―なにを,どう教えるか
糖尿病療養指導士の実力養成講座
日本糖尿病療養指導士(CDE)の到達目標と将来展望
Goals and perspectives of certified diabetes educator
齋藤 宣彦
1
1聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科
キーワード:
療養指導
,
糖尿病教育カリキュラム
,
チーム医療
Keyword:
療養指導
,
糖尿病教育カリキュラム
,
チーム医療
pp.891-894
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100047
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Case 病棟の糖尿病ケアチームのカンファレンス
Aさん(男性,46歳)は,2年前からグリベンクラミド(2.5 mg)2錠/日を内服中.1年前に初回教育入院.半年後に血糖コントロールが乱れて第2回目の入院となり,インスリン治療で糖毒性を解除し,再び内服治療に戻り退院.6カ月後の今回,再度血糖コントロールが乱れて3回目の入院となった.糖尿病ケアチームのカンファレンスでは,Aさんについて,次のようなコメントがあった.
医 師:いうことを聞かず服薬コンプライアンスがよくない.
ナース:療養指導しましたが,理解力が低く,何回指導してもダメ.
栄養士:食事指導では,ワンマンで,好きなものしか食べない.
薬剤師:夕食を外食した場合,内服薬を服用しないことが服薬指導で判明した.
この患者さんのケアにおける問題点とその対応策はどのようにすべきか.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.