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チームでBrush Up 糖尿病診療
ペン型インスリン注入器の転がり防止対策
How to prevent the rolling of the insulin injection device
尾形 浩
1
1福島県立医科大学事務局病院領域医事グループ
pp.810-811
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100036
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- Abstract 文献概要
Case 自己注射開始3日目に起きた注入器の転がり事故
患者:S.K. 69歳 女性
主訴:下腿浮腫(血糖コントロール目的)
既往歴:12歳:先天性白内障手術,65歳:胆石(胆囊全摘出術)
家族歴:糖尿病(母),高血圧(父)
生活歴:飲酒;なし,喫煙;なし
現病歴:42歳時,健診にて初めて尿糖陽性を指摘され近医受診し,随時血糖で350 mg/dLであった.専門医紹介されたが紹介先医院では食事療法のみで経過観察されていた.56歳時より内服薬(グリベンクラミド)による治療が開始された.69歳時に左股関節頭頸骨骨折のため市内病院に入院した際,高血糖,下腿浮腫認められ当院第三(内分泌,代謝)内科紹介され,精査治療目的に入院となった.
入院時:身長158.0 cm,体重60.5 kg,BMI:24.2
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