日常診療に活かす臨床疫学・6
治療2 信頼に足る無作為化比較試験とは?
新保 卓郎
1
1国立東京第二病院総合診療科
pp.551-553
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901542
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無作為化比較試験は有用な情報を提供するが,結果の解釈には注意がいる.
治療に関する文献を読んだ時,効果の有無についてまず直感的な印象を受ける.しかしポイントを押さえて細かく検討すればより適切に判断できる.特に無作為化比較試験(RCT)の結果を診療に利用しようという時,チェックポイントを明確にしておけば自分の考えをまとめるのに役立つ.臨床疫学は見えない思考過程に形を与え見えやすくする.
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