Japanese
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特集 外来診療のコモンセンス
Editorial
外来診療の研究と教育
Research and Education on Outpatients
今中 孝信
1
1天理よろづ相談所病院総合診療教育部
pp.776
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901274
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外来中心の医療へ
わが国の医療の流れは,入院を中心とする医療から外来中心の医療へと確実に変わりつつある.国民医療費,特に入院医療費の高騰が直接の契機となり,先の医療法改正では病院の機能分化と外来診療への転換が打ち出された.現実にも短期入院手術や日帰り手術が盛んになり,腹腔鏡下胆のう摘出術や内視鏡下消化管手術では外来通院の段階で手術準備を進める.入院期間の短縮になるのみならず,患者の側からも負担の軽減や早い社会復帰が歓迎されている.ヘルニアなどのいわゆる小手術や白内障などの日帰り手術も,今や一般化しつつある.
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