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特集 動悸の全体像を把握する
他の症候を伴う場合
更年期障害に伴う動悸
Appearance and Treatment of Palpitation Due to Climacteric Disorders
太田 博明
1
1慶應義塾大学産婦人科
pp.514-515
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901200
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- Abstract 文献概要
■更年期の特殊外来においても動悸を主訴として来院することはまずない.
■しかし,随伴症状としては動悸は更年期の特殊外来患者の約半数に認められる.
■更年期障害に伴う動悸であると診断するには器質的疾患を除外するとともに,更年期の年代であることとhot flushや発汗があるなどの病歴聴取が重要である.
■更年期障害に伴う動悸はホルモン補充療法はあまり効果がなく,漢方薬や自律神経調整薬,向精神薬が奏効することが多い.
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