Japanese
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特集 動悸の全体像を把握する
他の症候を伴う場合
貧血に伴う動悸
Anemia and Palpitation
大鈴 文孝
1
1防衛医科大学校第1内科
pp.510-511
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901198
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- Abstract 文献概要
■貧血の動悸は主として労作時に自覚する.安静時の動悸を訴えることはまずない.
■ヘモグロビン濃度が正常の約半分の7g/dl未満になると心拍出量は常に増加するようになる.貧血の動悸は心拍出量の増加による一症状なので,ヘモグロビン濃度が7g/dl未満では動悸を訴えやすい.
■貧血の動悸では,心拍が整で,心拍数もほぼ正常またはやや増加しているのみである.
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