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特集 リンパ節腫脹の臨床
その他の疾患によるリンパ節腫脹
膠原病―慢性関節リウマチ(RA),全身性エリテマトーデス(SLE)
Collagen Disease:RA, SLE
中山 志郎
1
1神戸ハーバーランドクリニック内科
pp.725-726
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900927
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- Abstract 文献概要
■SLE(systemic lupus erythematosus)やRA(rheumatoid arthritis)患者の約半数例に直経1cm大までのリンパ節腫大がみられる.
■リンパ節腫大が全身性の時は若年性関節リウマチ(juvenile rheumatoid arthritis;JRA),Felty症候群,Sjögren症候群の可能性がある.
■Sjögren症候群では仮性リンパ腫やB細胞性腫瘍を合併する頻度が高い.
■Still病では弛張熱と全身性リンパ節腫大のみで発症する例がある.
■SLEでは初発時に蝶形紅斑や関節炎がなく、壊死性リンパ節炎と診断される例がある.
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