Japanese
English
特集 症状からみた汎用医薬品の副作用
浮腫,乏尿および腎機能異常
Edema, Oliguria and Renal Dysfunction
前田 利朗
1
Toshiro Maeda
1
1前田病院
pp.500-502
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900465
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・急性腎不全,急性・慢性間質性腎炎,ネフローゼ症候群,電解質異常など様々な腎障害が薬剤により惹起されうる.
・浮腫,乏尿の経過を定量的に見るには体重測定が最も簡単で有用である.
・腎機能異常は血清クレアチニン(以下s-Cr), BUNの推移で判断するほうがよい.内因性クレアチニンクリアランスはばらつきが大きい.
・尿細管障害を主とする場合は多尿となることがある.
・浮腫,腎障害の出現など病態に変化を認めたときは,まず薬剤によるものを疑って対処したほうが賢明である.
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