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JIM Volume 24, Issue 10 （October 2014）

JIM 24巻10号（2014年10月発行）

特集帰してはいけない疾患を除外した後の外来診療

【機能性疾患の積極的診断とフォロー】

緊張型頭痛橋本修嗣 ^1,2 , 宮崎景 ³ ¹名張市立病院内科 ²三重大学医学系研究科家庭医療学・総合診療科 ³みえ医療福祉生活協同組合高茶屋診療所キーワード：薬剤の使用過多による頭痛（medication overuse headache : MOH） , 頭痛日記 , 緊張型頭痛の予防治療 Keyword: 薬剤の使用過多による頭痛（medication overuse headache : MOH） , 頭痛日記 , 緊張型頭痛の予防治療 pp.928-931

発行日 2014年10月15日 Published Date 2014/10/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414200018

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参考文献

Case

　患者：43歳，女性．

　現病歴：20年ほど前から月に2〜3回の頻度で，両側後頭部の締めつけられるような頭痛を認めていたが，日常生活は可能で，市販の鎮痛薬にて症状はコントロールされていた．4カ月前から徐々に頭痛の頻度が増加し，鎮痛薬を週4日以上服用するようになり他院を受診した．頭部MRI検査で異常なしと言われたが，症状に改善がないため当院を受診した．意識清明，身体所見，神経学的所見に異常なし．