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公開収録「帰してはいけない外来患者――ジェネラリストの外来戦略」(第1回)
前野 哲博
1
,
金城 紀与史
2
,
松村 真司
3
,
金城 光代
2
1筑波大学医学医療系 地域医療教育学
2沖縄県立中部病院 総合内科
3松村医院
pp.768-777
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102967
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外来患者の主訴や症状はそれぞれきわめて多彩であり,限られた時間のなかで,適切に診断・治療するのは簡単なことではない.ありふれた症状のなかに重篤な疾患が隠れていることも少なくなく,すべての患者について,「帰してよいか」あるいは「帰してはいけないのか」という臨床判断を下す外来診療医には,きわめて高度な診療能力が求められているといえる.
本誌では,外来診療の最前線に立つジェネラリストにとって永遠のテーマである「帰してはいけない外来患者」をテーマに,本年2月に公開収録セミナーを実施した.講師は,書籍『帰してはいけない外来患者』がベストセラーとなっている前野哲博氏と松村真司氏,大ヒット書籍『ジェネラリストのための内科外来マニュアル』を今年出版した金城紀与史氏と金城光代氏にお願いした.3回にわたり白熱のディスカッションをお届けする.
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