増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅱ.ベッドサイド検査の実際
KUB・X線造影
上田 陽彦
1
Haruhiko Ueda
1
1大阪医科大学泌尿器科
pp.65-68
発行日 2002年3月30日
Published Date 2002/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904579
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1 はじめに
本項では,泌尿器科疾患に対する最も基本的なX線診断である単純撮影,排泄性腎盂撮影,逆行性腎盂撮影について述べる。単純撮影は,X線診断上,最初に行われる検査であるが,1枚のフィルムからさまざまな情報が得られるきわめて大切な検査である。排泄性腎盂撮影や逆行性腎盂撮影は,造影剤を用いて尿路を鮮明に描出することができる。特に,前者では腎機能を左右別々に判断できるため,日常の外来診療に欠かすことができない検査である。
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