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綜説
限局性前立腺癌に対する低侵襲療法—経直腸的高密度焦点式超音波(high-intensity focused ultrasound:HIFU)療法
Transrectal High-Intensity Focused Ultrasound for Localized Prostate Cancer as a Minimally Invasive Therapy
内田 豊昭
1
Toyoaki Uchida
1
1北里大学医学部泌尿器科
1Department of Urology, Kitazato University School of Medicine
キーワード:
限局性前立腺癌
,
低侵襲治療
,
経直腸的高密度焦点式超音波療法
Keyword:
限局性前立腺癌
,
低侵襲治療
,
経直腸的高密度焦点式超音波療法
pp.1169-1178
発行日 2001年12月20日
Published Date 2001/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904548
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限局性前立腺癌の患者さんにとって,理想的な治療法とはどのようなものであろうか。身体に傷をつけずに治療し,かつ高い臨床効果と副作用のない,あるいは少ない治療法ではないだろうか。さらに簡便で安価であればなおさらである。経直腸的高密度焦点式超音波(HIFU)療法は,上記の点を達成できる可能性を持っている。本法の有用性の確立には,さらに多くの症例の蓄積と長期成績が必要であるが,さらなる機器の改良に伴って,より治療時間は短縮し,かつより安全な方法になっていくものと思われる。近い将来,限局性前立腺癌治療が外来で局所麻酔下に1時間ほどで終了し,その日のうちに帰宅できる,ということが可能になるかもしれない。
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