病院めぐり
青海省人民医院泌尿外科
劉 智明
pp.1055
発行日 1997年12月20日
Published Date 1997/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904436
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青海省は人口約600万人,省都は西寧市である。省内の青海湖は中国国内最大の塩湖で,また省内には中国国内有数のチベット仏教寺院もある。当地は独特な高原風土を持ち,また風光明美なところから,アメリカ,日本,ドイツ,カナダなど世界各国から毎年多くの観光客が訪れている。
中華人民共和国青海省人民医院の前身は青海省西寧市平民医院で,1927年の開院である。1928年に青海省立中山医院と改称し,1956年4月5日,青海省人民医院として新たに発足し,現在に至っている。代々の諸先輩方の献身的な努力の結果,今や青海省人民医院は,広大な青海省の中に数多くある病院の中でも最先端の科学,医療を集めた一大総合病院となっている。当院の総病床数は1,020床,専門診療科は58科あり,その他にも医学研究施設,救急医療施設などが11を数える。医師総数は290人で,MRI, CTなど最新の診断設備も整っている。開院以来70年にわたり,当院の医師らは地域住民の健康や地域医療の進歩と発展のため,真剣かつ献身的にたゆまない努力を続けている。
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