Japanese
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特集 私の行っている縫合と吻合の手技・1
腎盂・尿管吻合(腎盂形成術)
Pyeloureterostomy (pyeloplasty)
浅沼 宏
1
,
宍戸 清一郎
1
,
森 義明
1
,
佐藤 裕之
1
Hiroshi Asanuma
1
,
Seiichiro Shishido
1
,
Yoshiaki Mori
1
,
Hiroyuki Satoh
1
1都立清瀬小児病院泌尿器科
キーワード:
水腎症
,
Anderson-Hynes法
,
Foley Y-V plasty法
Keyword:
水腎症
,
Anderson-Hynes法
,
Foley Y-V plasty法
pp.881-885
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903630
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腎盂形成術(腎盂・尿管吻合)は小児先天性水腎症に対するもっとも安全かつ確実な標準的術式である。本稿では,当施設で行っている腎盂形成術の手術手技を示した。腎盂形成術に際しては,まず吻合後腎盂から尿管への移行がスムーズな漏斗状になるように腎盂切開のデザインを行うことが重要である。吻合部とくに腎盂最下端部と尿管遠位端の縫合部の浮腫や屈曲は術後狭窄や尿漏出の原因となるため,拡大鏡を積極的に用い,また支持糸を利用し縫合組織を極力鑷子などで把持しないなど細心の注意を払う必要がある。
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