Japanese
English
セミナー 泌尿器科医に必要な新しい医療材料の知識・2
腹腔鏡下手術におけるオクチルシアノアクリレート皮膚接着剤の使用経験
Use of octyl-2-cyanoacrylate for skin closur in laparoscopic surgery
池田 忠明
1
,
笹屋 昌示
1
,
菊地 浩彰
1
,
上道 治
1
,
伊津野 久紀
1
,
宇山 亮
1
,
相田 邦俊
1
,
松本 匡
1
,
木川 岳
1
,
松宮 彰彦
1
,
真田 裕
1
,
熊田 馨
2
Tadaaki Ikeda
1
,
Shoji Sasaya
1
,
Hiroaki Kikuchi
1
,
Osamu Uemichi
1
,
Hisanori Izuno
1
,
Ryo Uyama
1
,
Kunitoshi Aida
1
,
Tadashi Matsumoto
1
,
Gaku Kigawa
1
,
Akihiko Matsumiya
1
,
Hiroshi Sanada
1
,
Kaoru Kumada
2
1昭和大学藤が丘病院外科
2昭和大学医療短期大学
キーワード:
皮膚用組織接着剤
,
DARMABOND®
,
オクチルシアノアクリレート
,
腹腔鏡下外科手術
Keyword:
皮膚用組織接着剤
,
DARMABOND®
,
オクチルシアノアクリレート
,
腹腔鏡下外科手術
pp.139-143
発行日 2002年2月20日
Published Date 2002/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903442
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
腹腔鏡下外科手術358例(18か月間)にオクチルシアノアクリレート皮膚接着剤(DARMABOND®)を使用し,その有用性を検討した。準汚染手術創や皮下の易出血例を除く343例(96%)は手術終了時に使用し,結腸手術の2例を除き全例で有用であった。マイクロ腹腔鏡下症例には173例に使用し,塗布後の十分な治癒組織強度や防水性ドレッシングの効用により,より早期の退院を可能とし,在院日数を短縮化せしめた。DARMABOND®は,腹腔鏡下外科手術の創閉鎖法として,有力な生体接着剤と考えられる。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.