増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅳ.外来小手術のテクニックとコツ
包茎手術
山口 秋人
1
,
明利 浩行
1
Akito Yamaguchi
1
1原三信病院泌尿器科
pp.145-148
発行日 2000年3月30日
Published Date 2000/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902909
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1 はじめに
包茎手術は,泌尿器科外来手術の中で精管切除術と並んで最も頻度の高い手術の1つである。従来種々の手術法がなされてきたのも,まだ最善の方法に至っていないためかもしれない1〜3)。包茎手術を望む患者は,ひとえに美しく仕上がったペニスを夢に抱いてくるので,術後の局所の浮腫や縫合糸に不満を訴えることは想像に難くない。
もとより患者へ十分な説明を行い,インフォームドコンセントを得ることが必要なことはいうまでもない。しかし,その期待に応えるべく,できるだけ満足の得られるような手術を行うことが大切である。
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