小さな工夫
デジタルカメラで簡単に撮れる顕微鏡,内視鏡写真
尾上 正浩
1
,
阿倉 薫
2
1NTT西日本大阪病院泌尿器科
2NTT西日本大阪病院第二臨床検査科
pp.919
発行日 1999年10月20日
Published Date 1999/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902777
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1.はじめに
筆者らは臨床,研究に携る中で研究や発表のために多くの画像を残しておく必要がある。従来の銀塩フィルムを用いたカメラに代わって,容易な操作で高画質が得られ,何度も撮り直し可能なデジタルカメラが市販されている。本稿では,デジタルカメラの便利な使用方法について紹介する。
従来のカメラでは,撮影した画像は現像した後でなければ確認できなかった。その結果,残しておきたい資料として満足のいく画像が得られなかったという経験は幾度かされているだろう。しかし,デジタルカメラでは,撮った画像はその場で液晶モニターで確認ができ,撮り直しが可能である。また,撮影した画像はコンピュータに入力することで整理され,必要な画像のみを現像してスライドにすることが可能であり,画像の色あせの心配もなく,ランニングコストを大幅に減少させることができる。また,実際にインターネットを利用したスライドカンファレンスなど電子化された学術活動が始まっている1)。
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