学会印象記
第94回アメリカ泌尿器科学会総会(AUA)
長妻 克己
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科
pp.736-737
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902736
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私はチーフレジデントを終え,Mount SinaiMedical Centerとのレジデント交換プログラムに参加する途中の1999年5月1日から6日まで,Texas州のDallasで開催されました第94回アメリカ泌尿器科学会総会(American Urological As-sociation:AUA)に参加してまいりました。
学会は初日の午前中からSpecialty Societyが行われ,午後からは一般演題も始まりました。初日から最終日のTake Home Massagesまで会場は盛り上がり,参加費の750ドルは決して高いとは感じられませんでした。一般演題数は口演312題,示説1,218題,ビデオ54題,合計1,584題で,昨年San Diegoで行われたAUAよりも若干多い演題数となりました。示説は昨年同様,Moderated PosterとUnmoderated Posterに分かれておりました。Moderated Posterは,Posterの掲示ののちに壇上で演者が説明をするという形式をとっており,他の学会の口演に似ているという印象を受けました。全ての示説で発表内容をプリントしたものが置いており,自由に持ち帰ることができるようになっておりました。話題になったり,非常に興味深い示説のプリントはすぐになくなってしまい,入手困難なものもありました。
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