画像診断
一歳男児完全重複腎盂尿管に合併した異所性尿管瘤
野々村 克也
1
,
小山 敏樹
1
,
浅野 嘉文
1
,
藤田 信司
1
,
後藤 敏明
1
,
小柳 知彦
1
1北海道大学医学部泌尿器科学教室
pp.637-641
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900132
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患者 13カ月,男児.
初診 1989年6月26日.
主訴 発熱(39〜40℃),尿混濁.
既往歴 母親が妊娠中に風邪薬服用.39週経膣分娩.体重3240g.右停留睾丸指摘.
現病歴 生産1ヵ月目発熱・尿混濁がみられ,某病院小児科・泌尿器科受診.腹部CTにて右水腎水尿管がみられ,経皮腎瘻術を施行するも数日後自然抜去したため抗菌剤投与にて経過観察.右腎機能の回復が見られず,当科に紹介された.
入院時理学・検査所見 身長72.3cm,体重8700g.栄養良.腹部は膨満なく,腫瘤も触知しない.右停留睾丸を認める.血液一般,血液生化学,尿所見に異常を認めない.
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