画像診断
腎部分切除術を行った巨大な腎血管筋脂肪腫
清滝 修二
1
1日本大学医学部泌尿器科学教室
pp.453-455
発行日 1990年5月20日
Published Date 1990/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900090
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例 27歳,女性.
主訴 腹部膨満感.
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 他院にて左側腹部の小児頭大腫瘤,およびIP異常所見を指摘され,紹介受診.
入院時現症 体格栄養中等度.血圧120/80mmHg.眼瞼結膜貧血なし,眼球結膜横染なし.表在リンパ節触知せず.腹部左側に正中を越える平滑,弾性硬の腫瘤を触知.神経学的検査に異常なし.
検査所見 尿:pH 7.0,蛋白:(−),糖:(−),白血球:6〜10/毎視野,赤血球:0〜1/毎視野,赤沈:1時間4mm.C反応性蛋白0.2,血液:赤血球441万/μ1白血球4500/ulヘマトクリット40.2%,血色素量13.3/dl,血液生化学:総蛋白7.6g/dl, GOT 12, GPT 6, LDH 248,ALP 115(IU/L),T.Bil O.56 mg/dl,その他CEA,フェリチン,AFP正常.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.