特集 前立腺肥大症の診療トランスフォーメーション―低侵襲的外科治療の台頭
〈手術療法〉
AQUABEAM®ロボットシステムによる経尿道的前立腺切除術(Aquablation)の展望
宮内 聡秀
1
1大分泌尿器科病院
キーワード:
前立腺肥大症
,
BPH
,
AQUABEAM®ロボットシステム
,
低侵襲的外科治療
,
MIST
Keyword:
前立腺肥大症
,
BPH
,
AQUABEAM®ロボットシステム
,
低侵襲的外科治療
,
MIST
pp.593-602
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208180
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▶ポイント
・Aquablationは2023年6月より保険収載され,7月より国内5施設で治療が開始された.
・電気やレーザーではなく高圧のウォータージェットで前立腺組織を切除する.
・TRUS(trans rectal ultrasound)によるイメージングと内視鏡を用い,ロボットへ希望する切除範囲を指定することで高度な精度と再現性を得られる.
・従来の前立腺肥大症手術と比較して,熱ダメージがなく,大きな前立腺でも手術時間が短く,術者の技術に大きく依存することがない.
・止血操作を追加することで安全性が高い.
・5年間の海外治療成績は良好で再手術率も少ない.
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