特集 前立腺肥大症の診療トランスフォーメーション―低侵襲的外科治療の台頭
〈手術療法〉
手術療法の適応を再考する
秦 淳也
1
,
赤井畑 秀則
1
,
小島 祥敬
1
1福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座
キーワード:
前立腺肥大症
,
手術療法
,
低侵襲的外科治療
,
MIST
Keyword:
前立腺肥大症
,
手術療法
,
低侵襲的外科治療
,
MIST
pp.582-586
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208178
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▶ポイント
・前立腺肥大症に対する手術療法の適応は,薬物療法の効果が不十分,中等度から重度の症状,尿閉・尿路感染症・血尿・膀胱結石などの合併症がある症例となっている.
・前立腺肥大症に対する手術術式は,前立腺体積や抗凝固薬の内服などの臨床情報も加味して選択される.
・低侵襲的外科治療(MIST)の導入により,手術適応のさらなる拡大が期待されるが,各術式の利点・欠点を十分に理解したうえでの判断が重要である.
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