特集 人生100年時代の老年泌尿器科診療
〈各論―悪性腫瘍〉
高齢者薬物療法の適応,方法,マネジメントのコツ
戸田 恵有沙
1
,
竹村 弘司
1
,
三浦 裕司
1
1虎の門病院 臨床腫瘍科
キーワード:
高齢者機能評価/介入
,
化学療法関連毒性
,
QOL
Keyword:
高齢者機能評価/介入
,
化学療法関連毒性
,
QOL
pp.278-285
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208121
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▶ポイント
・高齢者は心身の機能低下や社会的背景に個人差が大きいため,PSや年齢のみで化学療法の適応を判断することが困難である.
・高齢がん患者で考えるべきこととして,予後の推測,患者の意思決定能力や価値観,患者の総合的な機能評価,化学療法により期待される効果および有害事象のリスクが挙げられる.
・高齢者に特異的なさまざまな評価ツール(CGA,G8,CARGなど)に基づいた介入を行うことで,化学療法の毒性を減少させることができることが示唆されている.
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