特集 泌尿器腹腔鏡手術ガイドラインを紐解く―EBMに基づいた手術選択
膀胱全摘除術―腹腔鏡下手術およびロボット支援手術,腸管を用いた尿路変向の体腔内手術,clinical T3の局所進行膀胱癌に対する腹腔鏡手術(LRC)/ロボット支援腹腔鏡手術(RARC)に関して
山口 徳也
1
,
森實 修一
1
,
武中 篤
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
キーワード:
体腔内尿路変向法
,
腹腔鏡下膀胱全摘除術
,
LRC
,
ロボット支援膀胱全摘除術
,
RARC
Keyword:
体腔内尿路変向法
,
腹腔鏡下膀胱全摘除術
,
LRC
,
ロボット支援膀胱全摘除術
,
RARC
pp.44-51
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207994
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▶ポイント
・2012年に腹腔鏡下膀胱全摘除術(LRC),2018年にロボット支援膀胱全摘除術(RARC)が本邦においても保険収載され,膀胱全摘除術の標準術式となりつつある.
・Hybrid尿路変向法は体腔外尿路変向法(ECUD),体腔内尿路変向法(ICUD)の利点を生かしつつ,再建した尿路の後腹膜化手技の点でも有効な可能性がある.
・局所進行膀胱癌に対するLRC, RARCの有用性を検討した報告は限られており,施設や術者の経験,個々の症例に応じて,慎重に適用や方針を検討すべきである.
*本論文中,[▶動画]マークのあるものにつきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月末まで公開).
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