特集 泌尿器がん薬物療法の副作用―支持療法を知らずして行うべからず!
「医者ガチャ」から患者を救う緩和ケア
井上 彰
1
1東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野
キーワード:
全人的苦痛
,
診断時からの緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
抗がん治療の止め時
,
予後予測
,
せん妄
Keyword:
全人的苦痛
,
診断時からの緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
抗がん治療の止め時
,
予後予測
,
せん妄
pp.644-649
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207883
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▶ポイント
・緩和ケアは患者・家族のQOL維持のため抗がん治療の有無にかかわらず不可欠な医療であり,主治医独りで問題を抱え込まず多職種で連携することが重要である.
・抗がん治療中から緩和ケア専門家と連携して適切にアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を導入することが望ましい.
・終末期にはせん妄対策を重視するとともに,過剰な輸液を控えるなど「引き算の医療」を心がける.
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