特集 どこまで変わるの? 腎細胞癌診療の進歩
〈診断〉
最新の画像診断
秋田 大宇
1
,
有田 祐起
1
,
八木 文子
1
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室(診断)
キーワード:
Bosniak分類version 2019
,
後天性囊胞腎症随伴性腎細胞癌
Keyword:
Bosniak分類version 2019
,
後天性囊胞腎症随伴性腎細胞癌
pp.328-334
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207824
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▶ポイント
・腎囊胞性腫瘤の評価に有用なBosniak分類が改訂され(Bosniak分類version 2019),各クラスの画像所見がより明確に規定された.またMRIの所見も組み込まれた.
・Bosniak分類version 2019では,読影者の経験によらず,読影者間の一致率の上昇や特異度の向上が報告されている.
・ACD-associated RCCの診断はダイナミックCTが中心となるが,腫瘍の造影効果がきわめて弱いことも多く,注意深い読影を要する.また拡散強調像を用いた非造影MRIが有用なことがある.
・ACD-associated RCCの診断に造影超音波検査が有用であるが,腎腫瘍に対する造影超音波検査は保険適用ではない.
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