増刊号特集 泌尿器内視鏡最新手術
陰囊内臓器の手術
腹腔鏡下精巣固定術+摘除術
西尾 英紀
1
,
水野 健太郎
1
,
林 祐太郎
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科小児泌尿器科学分野
pp.194-198
発行日 2023年4月5日
Published Date 2023/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207807
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Point
◇停留精巣のなかで非触知である場合,鼠径部皮膚切開によるアプローチで解決できない場合が少なくない.最近では腹腔鏡視に続いて腹腔鏡下精巣固定術が行われることが多い.
◇内鼠径輪付近の停留精巣には,通常の腹腔鏡下精巣固定術で対応する.
◇内鼠径輪から数cm以上頭側に存在する停留精巣に対しては,精巣萎縮のリスクの少ない通常の腹腔鏡下精巣固定術の剝離・展開を拡大する方法を選択するか,精巣血管を離断して精管血管による血流に期待して精索の距離を稼ぐFowler-Stephens法を選ぶかを判断する.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月末まで公開)。
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