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特集 斜に構えて尿路結石を切る!―必ず遭遇するイレギュラーケースにどう対処するか?
〈リスクに応じた対処〉
尿路結石に対する体腔鏡下尿管切石術の活用
Laparoscopic ureterolithotomy for upper ureteral stones
辻畑 正雄
1
Masao Tsujihata
1
1大阪労災病院泌尿器科
キーワード:
体腔鏡下尿管切石術
,
尿管結石
,
尿路結石
Keyword:
体腔鏡下尿管切石術
,
尿管結石
,
尿路結石
pp.254-257
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207148
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▶ポイント
・尿路結石には,体外衝撃波結石破砕術(ESWL),経尿道的尿管砕石術(TUL)や経皮的腎砕石術(PNL)を行っても治療が完遂できない症例や,解剖学的な尿路の異常を伴い治療困難が予想される症例は存在する.
・体腔鏡下尿管切石術はその低侵襲性から,早期離床,在院日数の短縮,早期社会復帰が可能になり,また高いstone-free rateから考えて,安全で有効な治療法として選択肢の1つになり得る.
・体腔鏡下尿管切石術は,まだ保険収載されておらず,そのためインフォームド・コンセントをしっかり行い,適応を決めて取り入れていくべきである.
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