Japanese
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講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・14
膀胱と前立腺
Regional Anatomy for Operative Surgery of Genito-urinary Organs・14 :Urinary Bladder and Prostate
佐藤 達夫
1
Tatsuo Sato
1
1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座
1Second Department of Anatomy, Faculty of Medi-cine, Tokyo Medical and Dental University
pp.669-676
発行日 1989年8月20日
Published Date 1989/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205035
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膀胱と前立腺,この2臓器は骨盤泌尿器外科の最主要の対象物であろう。したがって別々の大項目として扱われるのが成書の通例である。しかし両者は隣接している上に,脈管・神経の経過と分布に共通性が大きいので,局所解剖としては一括して取りあげるのが能率的で理解しやすい。以下,位置関係,脈管,神経などについて説明を加えていくことにしたい。
局所解剖で最も重要なのは位置関係と脈管・神経である。位置関係はその臓器の成り立ちを知っておくと理解しやすい。膀胱と前立腺の発生と比較解剖について簡単に触れておこう。
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