文献抄録
進行性セミノーマの放射線治療前の化学療法
pp.618
発行日 1983年7月20日
Published Date 1983/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203612
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進行性非精上皮腫腫瘍は化学療法剤の進歩でその予後は極めて良くなつたが,反面Stage B, Cのセミノーマの予後は放射線照射のみではSmithらによると69.4%から22.1%と悪く,その原因は腹部の大型転移形成巣にあると考えられる。著者らは進行性セミノーマに対して化学療法を行つてから放射線照射を試みて好成績を得て報告している。
治療症例はStage B39名,StageC7名の計16名である。化学療法はActinomycin D(0.01mg/kg)を5日間連続投与,Vincristin (1mg/m2)を第1日と第8日に,Cyclo-phosphamide (300mg/m2)を第1日,第3日,第8日に投与して1クールとした。
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