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講座
臨床に役立つ泌尿器の解剖学(4)—尿道
Clinically Oriented Anatomy of the Urogenital Organs (4):The Urethra
星野 一正
1
Kazumasa Hoshino
1
1京都大学医学部解剖学教室
1Department of Anatomy, Faculty of Medicine, Kyoto University
pp.957-968
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203222
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前編までは腎臓,副腎,尿管および膀胱について述べてきたが,本編では尿道について論じる。尿道は外生殖器との関係が深いため,性差(sexual dimorphism)が大きいのが局所解剖学的特徴である。それゆえ,ここでは男性と女性の尿道を別々に記述するよりは,尿道とその付属腺,あるいは隣接器官(adjacent organs and structures)について,その性差を中心にして述べることにする。性差を比較しながらの記述は,男女いずれかの尿道についてだけの構造と機能を述べるより繁雑であり,同じような記載が反復される煩わしさも生じるが,敢えて試みたい。
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