Japanese
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手術手技
陰茎疾患の手術—インポテンツの手術
Surgical Treatment of Erectile Impotence with the Flexible Penile Prosthesis
白井 將文
1
Masafumi Shirai
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Deartment of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.519-522
発行日 1978年6月20日
Published Date 1978/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202559
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はじめに
インポテンツは直接生命にかかわらないことからとかく軽視されがちであるが,本人にとつては極めて深刻な問題であるばかりでなく社会に及ぼす影響も少なくない。特に最近のように交通事故や労働災害の増加に伴い器質的インポテンツが増加して来ると従来のように放置しておくことは不可能でなんらかの対策を講じなければならない。
器質的インポテンツ患者に対して本人の肋骨片や象牙などを陰茎内に挿入する手術がかなり古くより試みられてきたが,近年生体に対して極めて反応の少ない高分子材料が開発されるに至り器質的インポテンツに対してこれら高分子材料を利用して治療しようという試みが積極的に行なわれるようになつた。
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