Japanese
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カラーグラフ 腫瘍シリーズ・9
尿管腫瘍(2)
PRIMARY TUMORS OF THE URETER
pp.754-755
発行日 1972年9月20日
Published Date 1972/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201442
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1.乳頭状癌(Papillary Transitional Cell Carcinoma)
〔症例1〕 K.Y.,48歳,女子。
6カ月前,突然無症候性血尿が2度あり,某医を受診。膀胱炎の診断の下に薬物療法を受け1週間で軽快した。その後は特別な症状もなく経過したが,2カ月前再び血尿を生じ,その後も断続的に血尿をみるので当科を受診した。膀胱鏡的に左尿管口より腫瘍の突出を認めたため入院。IVPで右腎盂尿管は正常であつたが,左腎盂はほとんど造影されなかつた。左尿管腫瘍の診断の下に腎尿管全剔出術を施行した。尿管腫瘍は周囲組織に浸潤しており,リンパ節転移も認められたため,術後,放射線照射を施行し,退院した。(千葉大泌尿器科)
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