見聞記
第63回米国泌尿器科学会総会(7)
中村 宏
1
1慶大泌尿器科
pp.695-697
発行日 1969年8月20日
Published Date 1969/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200743
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最終日の5月16日は,午前8時から学術映画部門によつて始められた。まずNorman B.Hodgson(Milwaukee, Wisc.)が,one-stageで行なう尿道下裂修復術の術式を示した。Chester C.Winter(Colum-bus, Ohio)は,外尿道口と膣との間に切開を置いて入り,女性における尿道憩室の手術的修復法と術後の処置について示した。Foleyカテーテルは3週間留置していた。DonaldR.Krawitt他(New York, N.Y.)は,膀胱腫瘍の経尿道的切除術の教育用映画を見せた。Richard G.Wendel他は,Seldinger式に経皮的に股静脈から先穴と4つの側穴を持つたカテーテルを下大静脈に挿入し,造影剤をその5つの穴から注入して,下大静脈造影を行なう方法を示した。
引続いて一般演題の演説に移つた。
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