Japanese
English
図譜・300
膀胱および1側拡張尿管内多発結石を伴つたL腎
L-SHAPED KIDNEY
折笠 精一
1
,
大橋 伸生
1
,
広田 紀昭
1
Seiichi Orikasa
1
,
Nobuo Ohashi
1
,
Noriaki Hirota
1
1北海道大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Hokkaido University Faculty of Medicine
pp.520-521
発行日 1969年7月20日
Published Date 1969/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200706
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
患者 樋口某,34才男子。
現病歴 小児期より頻尿と排尿困難を自覚していたが放置。20才時(昭和29年)血尿と排尿痛を主訴として某医を受診し,右腎結核として右腎剔出術を受けたという。その後両側陰のう内容の腫脹が現われ,結核として両側副睾丸剔出術を受けた。この当時膀胱容量300cc,残尿25ccであつた。その後も頻尿,排尿困難は改善されず,とくに昭和42年7月より血尿および頻尿が増悪し,某泌尿器科医で萎縮膀胱と膀胱結石を指摘され,昭和43年2月当科に紹介されてきた。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.