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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(1)
副腎腫瘍の診断・治療方針のクリニカル・パール
Clinical pearls in adrenal tumor
吉村 一宏
1
Kazuhiro Yoshimura
1
1近畿大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
副腎腫瘍
,
診断
Keyword:
副腎腫瘍
,
診断
pp.818-821
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200004
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要旨 副腎腫瘍には内分泌活性腫瘍,内分泌非活性腫瘍があるが,副腎皮質および副腎髄質由来の腫瘍に分類することもできる。病理組織学的には腺腫,癌腫,過形成などさまざまな形態を示す腫瘍である。泌尿器科医として実臨床で扱うもののうちでは副腎腺腫が最も多いと考えられ,癌腫,過形成は比較的稀な病態である。副腎腫瘍に対する外科的治療は現在では鏡視下手術がゴールド・スタンダードとなっているが,浸潤傾向のある癌腫や大きな褐色細胞腫に対しては開放手術も適応となる。本稿では泌尿器科医が副腎腫瘍を扱う際に留意すべき点につき簡潔に記述した。
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